【一番早い・簡単!】パワハラからの逃げ方:部署内異動 メリット 6選!

パワハラ

私が以前、勤めていた会社ではパワハラが蔓延していました。

今まで私に対してパワハラをしてきた人間3人に対しては、告発することでやり返してきました。

また、隣の部署で猛烈にパワハラをする人間がおり、その人に対しても巧に告発して制裁を下してきました。

対パワハラの経験を潜り抜けてきた私だからこそ伝えることができる

「パワハラと対峙するために必要な情報」をこのブログで発信していきます。

今回は、パワハラからの逃げ方4つの内の1つ、部署内異動について解説していきます。

過去の記事でパワハラからの逃げ方 4選について解説しています。

他の逃げ方についても参考にしてみてください。

さて、パワハラからの逃げ方において、最もハードルが低いものが部署内異動です。

このハードルの低さゆえに、多くの人にお勧めできるパワハラから逃げる方法です。

部署内異動でパワハラから逃げる方法では、メリットは、以下の6つがあります。

  • 仕事内容が大きく変わらない
  • 人間関係が大きく変わらない
  • 勤務地が変わらない
  • 給与がほぼ変わらない
  • 対応が早い
  • 会社・上層部を敵に回しにくい

環境の変化が少なく、パワハラの対策として、最もマイルドな手法であると言えるでしょう。

ただ、もちろんデメリットもあります。

また、実行するうえで注意点もあります

これらを踏まえて、パワハラの対応策として部署内異動を検討すべきかを考えてみてください。

どんな人が部署内異動を検討すべきかも併せて解説していきます。

自分のケースに当てはめてみてください。

メリット1:仕事内容が大きく変わらない

同じ部署内での異動・配置換えであるため、仕事内容は大きく変わりません。

もちろん、多少は仕事内容が変わりますが、他部署への異動や転職に比べると一番変化が少ないです。

また、同じ部署に所属していたということで、横目にどんな仕事をしていたかを大なり小なり、把握できているはずです。

全く知らない仕事に飛び込む。というわけではなく、順応も早くできるでしょう。

仕事内容の変化よりも、パワハラを受けなくて済む変化の方が明らかにプラスにです。

自分のスキルや順応性に不安がある人にとっては、非常にありがたいメリットであると言えます。

メリット2:人間関係が大きく変わらない

部署は変わらないので、人間関係は大きく変わりません。

社会人になると新しい人間関係を築くのは、面倒くさいと感じる人もいるでしょう。

チームが変わるので、新しいチームの人達との接点が増えるとは思います。

しかし、所詮は同じ部署内の配置換えです。

チームが異なると話す機会はあまり多くない。

そんな場合もあるかと思いますが、新たに仕事で組む人は、全くの初めまして、という人間ではありません。

元々、接点のある人間との関係性が深まり、前のチームの関係性が薄まる。

ただ、それだけです。

部署内異動では、多くの場合、新たにゼロから人間関係を築く。といことはしなくてよいです。

コミュニケーション能力が高い人はゼロから人間関係を築くことは、それほど苦ではないかもしれません。

しかし、人間関係を築くのが苦手という人にとって、人間関係の変化が少ないことは好ましいです。

メリット3:勤務地が変わらない

同じ部署ということは、基本的に勤務地が同じであることが多いです。

つまり、転勤をしなくてよい。ということですね。

他部署への異動だと、違う拠点での勤務である可能性もあります。

その場合は、パワハラから逃れることができても引っ越しはしなくてはなりません。

同居の家族がいると転勤は負担になります。

転勤が嫌だという方にとっては、大きなメリットです。

メリット4:給与がほぼ変わらない

他部署への異動でも給与はほぼ変わらないのでは?と思う方もいるかと思います。

実は、部署によっても給与は多少、変わります!

同じ会社でも部署によっては残業時間が違うからです。

さらに、部署によっては、残業時間をつけられないパターンもあります。

残業手当の有無で給与はかなり変わってきます。

部署内異動では、良くも悪くも給与は大きく変わることはないでしょう。

メリットでもあり、デメリットでもある。といったところです。

現在の部署が適正な残業時間で、残業をつけられるという方にとっては、メリットです。

また、余談ですが、部署によって昇進のしやすさも違います。

昇格の枠をたくさん持っていたり、昇格試験の準備に時間がさける部署は昇進に有利です。

そのような部署であれば、今後の給与水準も高くなることが見込めます。

昇進しやすい部署に所属している方にとっても、部署内異動は有効なパワハラ対策です。

メリット5:対応が早い

人事異動を発令しなくてよいため、早く対応できる点が大きなメリットになります。

部署長レベルから承諾さえされれば、部署長の裁量で対応できます。

また、あなたが現在抱えている仕事の引継ぎがしやすい点も早い対応に繋がります。

配置換え後も同じ部署に前任者がいるということは、完璧に引き継がなくても諸々確認がとりやすいです。

そのため、細かなところまで引き継がなくてもよく、引継ぎ作業は早々に終わり、配置換えが完了します。

つまり、早くパワハラ上司から距離をとれます。

メリット6:会社・上層部を敵に回しにくい

パワハラ問題が表層化せずに対応できるため、会社・上層部としても部署内の配置換えで済むなら願ったり叶ったりです。

上層部としてもパワハラが発生する部署運営をしていたという減点ポイントを回避できるわけです。

パワハラを大きな問題にしなかったという点で、被害者が会社や上層部を敵に回しにくいです。

長くその会社に勤めようと思ったら、上層部を敵に回すことは得策ではありません。

本来、パワハラ被害者がパワハラを主張して責め立てられるのは、理不尽この上ないことです。

しかし、旧態依然として会社では、パワハラ被害者に非があると考える上層部の人間がいることも事実です。

部署内の配置換えであれば、上層部の手をさほど煩わせないうえ、体裁も保たれるため、パワハラ被害者を攻撃してくる可能性は低いです。

デメリット:良くも悪くも変わらないこと

デメリットは良くも悪くも変わらないことに尽きます。

会社、仕事内容や勤務地、給与等にはほとんど変化がありません。

これは、メリットでもありますが、デメリットでもあります。

パワハラは社風によるところも大きいです。

パワハラ上司が一人いれば、その会社にはパワハラ気質の人間が複数いることはよくあることです。

  • その会社を志望する人の気質は似たタイプが多い
  • 会社の人事が採用する人の気質は似たタイプが多い
  • 出世する人の気質は似たタイプが多い

そんな背景があるからこそ、パワハラ被害者が配置換えなどで一時的に非難を勝ち取っても、新たにパワハラ上司に遭遇してしまう可能性は高いです。

私が以前、在籍していた会社はまさにその典型でした。

管理職層は総じてパワハラ気質の人間が多く、せっかくパワハラ上司から逃れても、次から次へとパワハラ上司がやって来るのです。

正直、そのような会社は長く務めることこそがリスクです。

まずは、部署内異動・配置換えを検討することは良い選択肢ですが、長い目で見て、パワハラ気質の人間が社内にどれだけ生息しているか、アンテナを張っておきましょう。

どうやら、パワハラ気質の人間が複数いるぞ…と感じるようであれば、転職に向けて動き出した方が良いです。

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部署内異動を実行するうえでの注意点

部署内の異動・配置換えを部署長に打診する際には注意が必要です。

同じ部署内での配置換えを打診する際には何かしらの理由もいう必要があります。

基本的には「XXさんの下で働くのが辛くて…。しかし、この部署での仕事にはやりがいを感じており、部署内の配置換えをしてもらえないでしょうか」

といった言い方になるかと思います。

部署長が人格者で関係性も良好だと何の問題もありません。

しかし、部署長がパワハラに関しては受ける方に非があるという考え方であったり、パワハラ上司を高く評価している場合には、パワハラ被害者に牙をむく可能性があります。

上司からの指導をすぐパワハラと騒ぎ立てる厄介な奴というレッテルを張られて、変な部署に飛ばされるような可能性も否定できません。

そのような状況に陥るとパワハラからは逃れられるかもしれませんが、大きな損失です。

部署内の異動・配置換えの打診をする前に転職サイトへの登録だけは済ましておきましょう。

最低限のリスクマネジメントです。

いざ、窓際部署に追いやられた場合には、そんな腐った会社からすぐおさらばできる。

そんな保険を掛けた状況で動くようにしましょう。

思ったより加害者擁護に動く上層部のおじさんは多いです。

被害者側に攻撃が加えられるケースは頻繁にあります。

転職サイトに登録して逃げ出せる準備だけはしておきましょう。

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部署内異動は、どんな人が向いている?

以下の項目に当てはまる数が多いほど、パワハラから逃げる手段として、部署内異動を考えてみてほしいと思います。

  • 仕事内容や人間関係などの環境を変えたくない
  • 人数の多い部署に所属しており、チームが違う人との交流が少ない
  • 部署長との関係性が良好
  • 勤務地を変えたくない
  • 給与、残業、待遇などにすごく満足している
  • 社内にパワハラ気質の人が少なく、たまたま、ピンポイントで被害に遭っている

特に6点目が当てはまらない場合は、束の間の安全地帯への避難に過ぎず、長期的には再びパワハラ被害に遭う確率は高いでしょう。

同じ会社の管理職層には、似たような人が集まるものです。

パワハラが起こりやすい文化、業務内容、体制が醸成されている可能性があります。

その場合、まずは部署内異動で避難をはかることは良いですが、その後に早めに転職活動を検討した方が良いと思います。

いずれにせよ、転職サイトに登録して保険をかけておくことが精神的な余裕も生まれますし、いざというときに自分を救います。

すぐに応募する必要はありません。まずは、登録を済まして一段階目のハードルを越えておくことが大切です。

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