私が以前、勤めていた会社ではパワハラが蔓延していました。
今まで私に対してパワハラをしてきた人間3人に対しては、告発することでやり返してきました。
また、隣の部署で猛烈にパワハラをする人間がおり、その人に対しても巧に告発して制裁を下してきました。
対パワハラの経験を潜り抜けてきた私だからこそ伝えることができる
「パワハラと対峙するために必要な情報」をこのブログで発信していきます。
パワハラ被害にあったら、まずは転職・退職を考えることが重要です。
なぜなら、パワハラが起きる職場で働き続けることは、あなた自身や周りの人々に多大な悪影響を与えるからです。
この記事では、パワハラから逃げるために転職・退職すべき理由を5つご紹介します。
理由1.会社・職場がパワハラが起きやすい環境・体制になっている可能性が高いため
あなたがパワハラを受けている状況というものが、会社の中での唯一のパワハラ案件であれば、話は別です。
しかし、通常、そうではないでしょう。
会社・職場にパワハラが起きやすい環境になっているから、あなたがパワハラの被害を被っているのです。
そのような会社に所属している場合、部署内外への異動で逃げたところで、近いうちに再びパワハラ被害に見舞われる可能性は高いです。
私の前職が、まさにこれでした。
部署内異動でパワハラから逃げた三年後によそからパワハラ上司がやってきたのです。
逃げても逃げても、行く先々でパワハラ野郎がいるため、転職・退職という選択肢に行きつきました。
転職が難しくなる年齢になる前に脱出することをお勧めします。
会社や職場の文化や風土が、パワハラを許容するものである場合、社員は常に不安を感じながら仕事をすることになります。
このような環境下では、自分がいつパワハラの被害者になってしまうかという不安が常につきまといます。
このような会社や職場にいることで、身体的・精神的なストレスがたまり、仕事に対するモチベーションが低下してしまう可能性が高くなります。
理由2.上層部にパワハラ気質が多い可能性が高いため
パワハラ気質の人間が出世しやすい会社があります。
パワハラ気質の人間が権力を持つとその下の階層がパワハラ野郎で埋め尽くされる現象が起きます。
公平な評価による人事が行われる会社であれば、パワハラ気質の人間が権力者になったところで、その下の階層がパワハラ人間で埋め尽くされることも少ないです。
しかし、少数の人間が、独断と偏見で人事を思うがままにできる会社は多いものです。
すでにパワハラ権力者が誕生し、その下の階層でパワハラ人間が取り立てられている状態であれば、積極的に転職・退職を視野に入れるべきです。
なぜなら、パワハラ人間が上層部を埋め尽くす未来が確定しているからです。
どんどん悪くなっていく未来が約束されている会社に残るほど、大きなリスクはありません。
上層部にパワハラ気質のある人物が多い場合、それに応じて会社全体がパワハラを容認する傾向になってしまうことがあります。
また、上層部がパワハラに厳しく対処していない場合、社員たちはパワハラをやっても何も問題がないと思ってしまうことがあります。
パワハラでメンタルがやられても、やられる方が悪い。として、パワハラ対応は何も取られません。
理由3.パワハラ被害を報告すると窓際部署・激務部署に異動させられる可能性があるため
パワハラの被害を会社に相談した場合、本来であれば、異動すべきは加害者です。
しかし、会社側から報復として、被害者側が異動させられるケースが多いものです。
理不尽とは思いますが、それが現実です。
元々、行きたい部署があって、そこに異動するのであれば、何ら問題はありません。
ですが、窓際部署や激務部署に被害者を追いやって、自分から辞めさせる方向にもっていく人事が行われる可能性も高いです。
これらの異動は、本人の能力や適性とは全く関係のないものである場合があり、仕事のモチベーションが低下してしまうことがあります。
パワハラを耐えるも地獄。パワハラから逃げる異動も地獄。
そんな会社には、こちらからNoを突き付けてやりましょう。
早く転職活動を開始するほど、良い求人に巡り合う可能性は高くなりますから、早く動き始めてほしいと思います。
理由4.パワハラが起きる会社の待遇がそもそも良くないため
パワハラが蔓延している会社では、待遇が悪くなる傾向があります。
なぜなら、パワハラをする上司や同僚が、自分たちの思い通りに動いてもらうために、過剰な仕事を押し付けたり、残業や休日出勤を強制したりするからです。
また、パワハラを受けた人が退職してしまった場合、その穴埋めとして、残った社員たちが引き継ぎ業務をこなさなければならず、負担が増えてしまいます。
さらに、パワハラが原因でストレスがたまり、精神的に追い詰められていると、体調を崩してしまうことがあります。病気になってしまった場合、仕事に復帰できなくなってしまうことも考えられます。
そもそも給与や待遇が良くて、激務ではない状態であれば、人間はパワハラを行う動機が少なくなります。
実績を上げて、出世しなくてはならない
そんな強迫観念がパワハラを引き起こす要因となっています。
また、待遇が悪いと人の心の余裕がなくなります。
心の余裕がなくなるとパワハラ気質の人はより、パワハラを行い、被害者はより敏感にダメージを負いやすくなります。
つまり、パワハラが起きやすいこと、パワハラのダメージを受けやすいこと、待遇が悪いことは相関しています。
パワハラが蔓延している会社では、適切な待遇を受けることもできず、正当な評価も受けることができません。
パワハラが起きやすい会社は総じて、待遇が良くないため、転職して待遇が悪くなるリスクは低いです。
パワハラ被害を受けた人ほど、ポジティブに転職について動き出すべきと思います。
パワハラから逃げられて、待遇も良くなる可能性が高いとなれば、転職しない方が損であると言えるでしょう。
理由5.パワハラ加害者に対して、効果的な報復になるため
退職者が出ることは会社にとって損害となります。
コスト、手間をかけて、採用、教育してきた人材を失うので、採用・教育のコスト分の損失です。
パワハラをして、人材の退職が起きたとなれば、加害者は会社に大きな損失を与えた。と解釈することができます。
ただの人事異動であれば、同じ会社内に残るので、パワハラ加害者の責任はあまり問われません。
ローテーションとか本人の希望とか理由をつければ、目立ちません。
しかし、退職となると話は別です。
「退職理由は、XXさんによるパワハラのためです。」と人事に伝えれば、加害者の経歴に大きなダメージを与えることができます。
立場が下の人間がパワハラ加害者にやり返す方法で、最も効果的なのが、退職です。
パワハラが原因で部下が退職したとなれば、査定は下がりますし、評判もがた落ちです。
パワハラをする人間はプライドが高いので、失墜させてやれば、この上ない報復となります。
わざわざやり返すのもなぁ…と感じる人もいるでしょうが、加害者がノウノウとしているのは、腹立たしいものです。
転職は、加害者に一矢報いるという点でも有効な方法なので、パワハラ加害者を許し難く感じている人にもメリットがある方法といえます。
結論:パワハラ対応が怪しそうな会社は早く退職すべき
結論としては、「パワハラ対応が怪しそうな会社は早く退職すべき」です。
パワハラ対応には2点あります。
- 被害者の納得のいく救済措置を行う
- 再発防止、パワハラが起きにくい環境作りを行う
これらが実施されない企業には長居してはいけません。
私が過去に在籍していた会社は、パワハラ対応が良くない会社の典型でした。
そのような会社は次から次へとパワハラが発生してしまうものです。
会社内で逃げても逃げてもキリがありません。
転職することがリスクと考えている人も多いかと思いますが、パワハラ対応が良くない会社に在籍することこそが、真のリスクです。
また、パワハラ対応が良くない会社、パワハラが発生しやすい会社というものは、総じて、給与・待遇が良くない傾向があります。
給与・待遇が元々、悪ければ、転職して環境が悪くなるリスクより、環境改善する可能性の方が高く、ハイリターンであると言えます。
パワハラ被害を受けた人ほど、早い段階で会社を見切り、転職することを考え始めてほしいと思います。
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