私が以前、勤めていた会社ではパワハラが蔓延していました。
今まで私に対してパワハラをしてきた人間3人に対しては、告発することでやり返してきました。
また、隣の部署で猛烈にパワハラをする人間がおり、その人に対しても巧に告発して制裁を下してきました。
対パワハラの経験を潜り抜けてきた私だからこそ伝えることができる
「パワハラと対峙するために必要な情報」をこのブログで発信していきます。
今回は、退職ラッシュについてです。
「退職ラッシュ」という言葉、聞いたことがありますか?
連鎖的に人が退職していく現象のことです。退職連鎖ともいわれてますね。
この記事は以下のような方々に向けて「退職ラッシュ」について解説していきます。
- もしかして、自分の職場で退職ラッシュが起きている?
- 職場の雰囲気が悪い
- メンタルダウンで休職者が出ている…
- 激務で疲労が抜けない…
- 退職ラッシュが起きそうな雰囲気だ…
- 退職ラッシュが起きると職場はどうなるの?
退職ラッシュが起きる職場は大変悲惨です。
職場で退職ラッシュが起きた場合、会社に残り続けることは悪手でしかありません。
多くのケースでは、一刻も早く、脱出しないと大変なことになります。
退職ラッシュについて理解し、自分の職場で起きている・起きそうであれば、どんな対策が考えられるのか?
ブラックな職場に勤めている人は、この記事を参考に自衛していきましょう!
退職ラッシュはどんな職場で起きる?
当然ながら、退職ラッシュは居心地の悪い職場で起きるものです。
下記のようなものが居心地の悪い職場といえます。
当てはまる数が多いほど、居心地が悪い職場です。
- パワハラが散見される。(特に強烈なパワハラ上層部が存在する)
- 人間関係がギクシャクしている。
- 業務負荷に偏りがある。
- 業務が多い。(残業、休日出勤が多い)
- サービス残業が多い。
- 休みを取りにくい(雰囲気がある)。
- やりがいがない仕事内容。
- 理不尽な出来事が多い。
- 真っ当な評価が行われていない。
- 閉塞感が漂っている。
当てはまる項目が多くても各々が軽度なものであれば、退職ラッシュには至らないかもしれません。
一方で、当てはまる項目が少なくても、重度にパワハラが行われていたりすれば、退職ラッシュは起きやすい職場です。
働いていると感覚がマヒしてしまいますが、「自分の職場は、どうなのか?」
しっかりと見直してみましょう。
客観的な指標は上記に挙げた項目となりますが、人によって耐久力は異なります。
主観的な指標としては、以下の項目があります。
- 休日の最終日に眠れない
- 退社後や休日に仕事のことが頭から離れない(悪い意味で)
- 休み明けの日に体調不良になる
- 嫌な会議、イベント前に体調不良になる
あなたが、この項目に当てはまっているのであれば、周囲の人も同様な状態である可能性は十分にあります。
身体的な不調が現れているのであれば、要注意です。
取り返しがつかなくなる前に自衛策を講じていきましょう…!
退職ラッシュが起きるとどうなる?
退職ラッシュは、ステップを踏んでスパイラル的に進行します。
- STEP1. エース社員・30歳前後の主力社員が退職
- STEP2. 退職者が抱えていた業務が他の従業員に降りかかる
- STEP3. 業務の負荷増により、パワハラ等が悪化、職場の雰囲気、環境が悪くなる
- STEP4. 耐えられなくなった人が休職・退職する
- STEP5. 繰り返し…
退職ラッシュにおける一番の痛手は優秀な(+仕事を大量に抱えてる)主力社員から退職していくことです。
優秀な社員は、高度な仕事を大量に抱えています。
これが人員の補給なしに職場に残っている従業員に降りかかるわけです。
給与は変わらないのに、仕事だけが増えます。
また、退職者の仕事は駆け足で引き継がなければならず、非常に大きな負担増です。
そして、少なからず、仕事の粗が出てきてパワハラの格好の的になる…
これが退職ラッシュがスパイラル的に進行する仕組みです。
退職ラッシュの前兆は?
さて、「退職ラッシュはどんな職場で起きる?」の項目で挙げた特徴がある職場では、退職ラッシュが起こる可能性が十分にあることを肝に銘じてください。
そして、退職ラッシュが起きる前兆・予兆というものがあります。
下記の状態が主力社員に確認されたら、退職ラッシュの第一波、第一段階が始まろうとしてるかもしれません。
- 就業規定を気にする。
- 仕事を抱えずに周りに振ろうとしだす。引き継ぎをする。
- 残業が減る。
- 会議での発言が減る。投げやりになる。
- 有給取得の頻度が増える。
この前兆を察知したら、覚悟を決めて動く準備をしてください。
いずれも転職活動中の人や退職を決心・決定している人がしがちな行動です。
これらには理由があります。
就業規定を気にするのは、退職を通知する期間や方法、退職金などについて知る必要に迫られるからです。
通常通り働いていれば、就業規定にはほとんど用事はありません。
就業規定を気にする人は退職が近い可能性があります。
仕事を抱え込まなくなるのは、いずれ引継ぎの手間が増えるので、あらかじめ周りに仕事を降ろしておこう。という意図があります。
早く引き継ぐほど、有休消化しやすくなるためですね。
残業が減るのは、転職活動の準備にリソースを割いているからです。
自分が近い将来去る組織のために、全力を捧ぐ人は多くありません。
会議での発言が減るのも同様の理由です。
有給取得の頻度が上がる。これも退職間近の人によく見られることです。
転職活動においても、面接は複数回ありますし、平日に実施されます。
有休をとれば連休になるといった日以外で有休取得の頻度が上がっていれば、転職活動中かもしれません。
また、転職活動が終わり、有休を消化しにかかっている、という状態もあり得ます。
どちらにしても具体的に動き始めている前兆となります。
繰り返しになりますが、これらの前兆を察知したら、逃げ遅れないようにしましょう!
少なくとも第2波では、逃げられるように準備をした方が良いです。
対策の前に…
退職ラッシュに対する対策は、1.部署異動、2.転職、3.休職の3つです。
退職ラッシュ自体を食い止める方法は一従業員にはありません。
脱出するしか方法はありません。
そして、どの対策をする前にもした方が良いことがあります。
それは、転職サイトに登録することです。
対策2.転職をする以外でも転職サイトの登録をしておくことが絶対おすすめです。
転職サイトに登録しておくと求人が見れたり、オファーが届いたりします。
これがあるだけで、気持ちに余裕ができます。
対策1.部署異動、対策3.休職もエネルギーがいりますから、気持ちの余裕を持っておかないと上手くことが進みません。
逃げ道を確保しておくこと
これだけはしておいて損はありません。
対策1.部署異動、対策3.休職がうまくいかなかった場合の保険にもなります。
退職ラッシュの予兆を察知したら、転職サイトの登録だけはいますぐ済ませておきましょう。
dodaに登録、面談まで済ましておくと安心です。
登録は無料・簡単・お手軽です。登録はすぐ終わりますし、面談はwebや電話で可能です。
面談まではしたくない。という人はリクナビNEXTがおすすめです。
こちらも登録は無料・簡単・お手軽です。
対策1.部署異動
これは、最も実行に移すハードルが低い対策と言えるでしょう。
部署ガチャという言葉もあるくらいですから、部署が変われば、環境が大きく異なります。
退職ラッシュが会社全体ではなく、所属部署に限定的な場合などは検討しても良いでしょう。
ただ、部署異動の希望が出せるタイミングが半年に一回とか年に一回という会社もあると思います。
そのような会社では、長い期間耐え忍ぶ必要が生じるかもしれません。
また、希望を出したとしても受け入れ先がなかったり、現在の部署の人手が足りなかったりすると直ぐに異動できないケースも多いです。
退職ラッシュが起きるとその部署の人手が不足するので、必然的に動き出しが遅いと逃げ遅れていつまでも耐える羽目になります。
やはり、早めに脱出の準備を進めておくことが重要です。
対策2.転職
2つ目は転職することです。
これは、人によって大きなリスクを感じ、ハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、退職ラッシュが起きる会社に居続ける方がハイリスクです。
私は「転職」を最もおすすめします。
そもそも退職ラッシュが起きるような職場が発生すること自体が異常です。
その異常な状態を容認しているのは、他でもない会社です。
そのような会社に在籍していれば、部署異動で避難したとしても、同様な事態に再び遭遇しても不思議ではありません。
というよりも同じ状況が繰り返される可能性は非常に高いです。
退職ラッシュが発生するようであれば、部署どころか、会社からおさらばするべきです。
転職であれば、異動希望を出すタイミングに縛られる必要もなく、すぐに動き始めることができます。
退職すると決意を決めれば、現状の仕事に遅延が出ようが鋼のメンタルで転職活動に邁進すれば良いです。
「転職する」という終わりがある状況にしてしまえば、異常な環境を耐える力にもなります。
逃げ遅れて、大量の仕事が降りかかり、忙殺される前にサッサと転職に向けて動き出すことが最善策です。
転職するのが怖い。とか家族から反対されるのが嫌だ。
そんな人もいると思います。その気持ち、すごくわかります。
しかし、メンタルにダメージを受けてからでは遅いのです。
メンタルにダメージを受けると一生、完全に元に戻らないこともあり得ます。
そんなことになるぐらいならば、リスクだらけの今の会社に見切りをつけて逃げ出すことも重要です。
戦争中の国から平和な国へ亡命することは当然の行為です。
なんら、やましいことはありません。
良い環境に移るためにも早く行動を起こした方が有利です。
対策3.休職
3つ目は休職することです。
もう限界。という方は病院で診察をして休職に向けて動き出しましょう。
まずは、就業規則の確認や人事に休職について確認することから始めてください。
会社によって申請の仕方が異なっています。
産業医との面談から入る場合もあります。
我慢せずに早く退避してしまいましょう。
休職中に部署異動するか転職活動するかを決めてしまえばよいです。
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まとめ
退職ラッシュが起きるとどうなるか?、退職ラッシュの前兆、対策について解説しました。
退職ラッシュは災害と同じです。
逃げ遅れてはいけません!
第1波で逃げられなくとも第2波で逃げてしまわないといけません。
職場の雰囲気が悪かったり、月曜に体調不良で休む人が居たりする職場の人は、しっかりとアンテナを張りましょう。
退職ラッシュには前兆がありますから、察知したら早めに準備をしてください。
何もしないことだけはやめてください!
転職サイトの登録は今すぐできることです。
この記事を読んでいる時点で必要な行為だと思います。
後回しにせずに、すぐに登録を済ませておきましょう。
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面談まではしたくない。という人はリクナビNEXTがおすすめです。
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